ECO通信Vol.7「放射線ってなぁに?~放射性物質はどこから?~」

カテゴリー:ECO通信
※こちらの内容は2021年10月時点での情報を基に作成しています。

放射性物質はどこから?

およそ138 億年前、宇宙で【ビックバン】という大爆発が起こり、様々な原子が生まれました。それらの原子が集まり星ができ、星の中で鉄までの原子が生まれその後、超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)を起こしました。その時に中性子が発生し、鉄などの原子とぶつかり、重い原子が次々とできました。その中には【ウラン】などの放射性物質も含まれていました。
 
森のものしりおじいさん
じいほっぱー のポイント★


食事などで体の中に取り入れた放射性物質は、新陳代謝によって体外に出されるのじゃ。
生き物は体内の放射性物質の量を一定に保ちながら生きておるのじゃよ。
 

大地からの放射線量

大地からの放射線量は地域によって異なります。
それは、土壌や岩石の違いからです。
大地の中には花崗岩(かこうがん)が存在し、その中には【ウラン】や【カリウム40】などの放射性物質が含まれています。
花崗岩が多い地域は、大地からの放射線量が高くなります。

 
青森県では、県南地区より津軽地区のほうが大地からの放射線量が高い傾向があるのじゃ。
県南地区は火山灰等が積み重なって出来た地層で、大地からの放射線が遮られており、一方津軽地区は花崗岩が多いのが理由じゃ。
高いと言ってもその差はほんのわずかじゃから、身体への影響の違いは確認されておらんのじゃ。

 
花崗岩は、硬度が高く水を吸い込みにくいので墓石として活用されています。


「ECO通信」Vol.7